こんにちは。
Beija-flor ベイジャフロール
オンラインパン教室
講師 鈴木里美です。
20℃越えが続く東京。温かいですね。
パン作りにも適したこの時期。
まだ空気は乾燥しているので、パンも乾燥しないように気をつけてくださいね。
さて、私もよく口にする『見極め』。
見極めは大事ですよー!と何度もお伝えしていますが、見極めができることによってパン作りが上達します。
でも実はそれだけではないんです。
上達したことで実際にどうなるか、今日は生徒さんたちの実例をお話ししたいと思います。
同時焼きができるようになる
パン作りを始めて数か月で、2種類のパンを同時に作ることができるようになった生徒さん。
小さいお子さんが2人いるため、限られた時間でパンを焼いていました。
2種類以上のパンを作るときは、一度に焼けない場合、発酵をずらす必要があります。
半分はオーブンで、半分は室温での発酵。
「レッスンのおかげで発酵にオーブン使わなくても見極められるようになったので同時ができるようになりました」
と、たった数か月で見極めができるように。
その後も2種類だけでなく何種類も同時に焼いてパン作りを楽しんでいらっしゃいます。
どんな場所でも作れる
こちらは海外にお住いの生徒さん。
「海外でも自分好みのパンが焼けて、家族にも喜んでもらえて嬉しかったです」
ご主人のお仕事で海外にお住いの生徒さん。
行った先には日本のパンが買えるパン屋さんなんてない。
それなら自分で作れるようになろうとレッスンに参加してくださいました。
海外に限らず国内でも移動した先においしいパン屋さんがない。。。ということありますよね。
そんな時でも自分で見極めができるようになれば、どんな環境でもおいしいパンが焼けるんです。
家族も喜んでくれて、笑顔溢れる食卓に。
もうパン屋さんなんて必要なくなりますね!
好きなレシピで作れる
今まで私のレッスンで習ったパンしか焼いていなかった生徒さん。
初めてバターロールに挑戦されました。
「本に載っている簡素なレシピだけで一人で作れるのか実験してみました。教わってきた温度や見極めなど色々分かったいたので美味しく焼けました!パン教室に入って良かったと改めて思った瞬間でした。」
一人でできた時って、すっごく嬉しいんですよね。
少し不安はありつつも、自分で考えて、見極めて、できあがったふっくらしたパンを見て「あ、私がやってきたことは正解だった」って自分を認められる瞬間。
そこで自信がついて、さらに色んなパン作りに挑戦して成功を繰り返し、みなさん好きなレシピで作れるようになっていくんですね。
失敗しても自分の力で成功できる
こちらはアメリカにお住いの生徒さん。
アメリカのオーブンは日本の家庭用オーブンとは違い、コンロと一体型の大きいオーブンが一般的です。
庫内が温まるのに時間がかかったり、庫内の場所によってかなり温度差があったりと、レンジオーブンとはまた違うクセがあります。
それでも生徒さんご自身でパンの焼き具合を見極めながら、温度調整を行い、日本でも焼くのが難しい食パンをきれいに焼かれています。
アメリカにお住まいの生徒さんをご紹介しましたが、日本でも生徒さんたちご自身でオーブンのクセを理解し、焼き具合を見ながら温度を調整したり天板を反転させたりして、みなさん美味しいパンが焼けるようになっています。
全ての工程において必要なこの見極め。
見極めの大事なことは「見極めること」よりも「正しい見極めを知ること」です。
正しい見極めが分かれば、パン作りをする時にその状態になるまで、こねや発酵の長さを調整したり、焼く温度を調整するだけなんです。
見極め方を身につけて、自由自在にパン作りができるようになれば、場所やレシピを問わず好きなパンが焼けるようになりますよ。
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