こんにちは。
Beija-flor ベイジャフロール
オンラインパン教室
講師 鈴木里美です。

今日はメーカー7社を比べて
どんなホームベーカリー(以下HB)
を選ぶのがいいのか
お話ししたいと思います。
まず初めに、当教室のコースレッスン
『ファーストステップコース』を受講するにあたり
HBで必ず必要な機能があるので
そちらをご説明します。
HBには様々な機能がありますが
コースレッスンで使用する機能は1つだけ。
それは「こね」の機能です。
独立モードやマニュアルモードと呼ばれ
「こね」「発酵」「焼成」を
マニュアルで設定できる機能です。
Panasonicの製品は「ねり」と記載されています。
もし「こね」だけの機能がなければ
うどん・パスタコースがあるかご確認ください。
こちらのコースも発酵までは行わず
一定時間生地をこね続ける機能となります。
\4ヵ月間のファーストステップコース/
詳細はこちらから♪

さて、本題に入ります。
『HBはどれを選ぶのがいいのでしょうか?』
結論からお話しすると、
残念ながら「これ!」と
お伝えできるものがありません。
😦
その理由は、
選ぶ基準が人それぞれだからです。
ですのでここでは
私が思う “HBを選ぶ上で重視するべきところ”
をお伝えしたいと思います♪
①どんなパンをつくりたいか
自動メニューには
米粉パン・天然酵母パン
低糖質パン・ごはんパン
などがあり様々なパンの種類を
生地をこねるところから焼くところまで
全自動で作ることができます。
パン以外にも、うどん・パスタ・おもち
甘酒・ヨーグルト・ケーキなど
様々な機能を備えている機種があります。
あなたはHBを使って何を作りたいですか?
まず、そこを考えてみましょう。
②サイズ
HB本体のサイズとパンのサイズ
それぞれの大きさを考慮するといいです。
あまり置く場所がないという方は
小さめを選ぶといいですね。
当たり前ですが2斤焼けるHBは
1斤焼けるHBよりもサイズは大きくなります。
③音の静けさ
小さいお子さんがいたり、
タイマーを使って夜中や朝方に
生地をこねる場合は
なるべく音が小さい機種がいいと思います。
一般的に50~60dB(デシベル)であれば
それほど大きな音は出ないでしょう。
後ほど紹介しますが、シロカは
マナーモードも付いている機種があります。
④機能
今のHBには様々な機能が搭載されています。
イーストや具材の自動投入、
タイマー機能、自動メニューの多さ
「こね」「発酵」「焼き」の独立モード
早焼きなど。
どんな機能が必要かを考えてみましょう。

それでは選び方のポイントをお伝えしたうえで
実際にメーカー7社のHBを比較したいと思います。
これから紹介するHBは全て
冒頭でお話しした
「こね」「発酵」「焼き」の独立モード
がついています。
①Panasonic
SD-MDX4 (0.5斤または1斤)
・3D匠ねり「ねり」「たたく」「伸ばす」を
3次元でおこなうので
伸びのよい生地を作り
ふっくらとしたパンが焼きあがる。
・1つ前のモデルに「リッチ パン・ド・ミ」と
「低糖質パンメニュー」が追加。

MDX-102 (0.5斤または1斤)
・マイねり(捏ねる強さや時間を
設定して登録できる)機能が搭載。
・パンドミや乃が美を含む
41種類の豊富なメニューが搭載

Panasonicは形がとてもおしゃれ。
インテリアとしても使えるくらいです。
室温センサーと庫内温度センサーがあるので
安定したパンの仕上がりで
とてもおいしいパンが焼けます。
MDX4はかなりハイスペックなので
そこまで機能が必要なければSD-MDX102を
おすすめします。
ただどちらも値段は高めで、
MDX4は5万弱、MDX102は35,000円~40,000円。
②エムケー精工
HBS-100 (1斤)
・4段階の発酵と、2回のガス抜きを行う
こだわりの工程で、ボリュームのある
きめ細やかな食感のパンが作れる。
・食パンのほか、塩糀パン
焼き芋やヨーグルトなど全18メニュー。

HBK-152 (1.5斤)
・上記のモデルに追加で
低温長時間発酵のメニューが搭載

エムケー精工のHBは
値段が8,000円~10,000円代とお手頃。
シンプルで低価格なので
使いやすく初心者さんにおススメ。
③ツインバード
BM-EF36 (1.5斤)
通常の食パン・全粒粉パン
ピザ生地・甘酒コースなど
独立モードを含む全18種類。
下記モデルPY-E635に「ブランパン」と
「ブランパン生地」のメニューが追加。

PY-E635 (1.5斤)
独立モード含む全16種類の自動メニュー搭載。

PY-E635は7,000円代、 PY-E635は1万円代。
低糖質パンを焼くことがないのであれば
前モデルのPY-E635がシンプルで低価格。
ツインバードは持っている方も多く
手ごろな価格でマルチに活躍。
④シロカ
SHB-712/722 (2斤)
・天然酵母パンをはじめ、
チーズやヨーグルトも作れる
29種類の自動メニュー搭載。
・他のメーカーにはないマナーモードもある。
・712/722は型番の違いだけで
デザイン・仕様・使用方法・大きさは全て同様。

SHB-122 (2斤)
・SHB-712/722 に比べて自動メニューが少なく
パンやバター、ジャム、餅に加え、
そば生地など17メニューを搭載。
・天然酵母の機能はない。

SB-1D151 (1斤)
・通常の食パンのほか、早焼きパン、
米粉パン、本格的な天然酵母パンなど
独立モードを含む
19種類の自動コースを搭載。
・B5判ほどのスペースに収まるコンパクトな本体。

シロカは8,000~15,000円の低価格。
2斤焼ける機種でもコンパクトなサイズなので
家族が多くてHBを置く場所に困るという方には
おすすめのメーカー。
デザインも機能もシンプルで低価格なので
初心者さんにもおすすめ。
⑤アイリスオーヤマ
IBM-020 (2斤)
・10種類の自動メニューと
3種類の生地コースが搭載。

タイマーや焼き加減が設定など
とてもシンプルな機能のみ。
7,000円~8,000円で購入できるので、
大型のパンが焼きたい方、
必要最低限の機能があって
焼き立てのパンが食べたいという方におすすめ。
⑥象印
BB-ST10 (0.5または1斤)
・1斤サイズで本体もコンパクト。
・天然酵母をはじめ様々な食パンや
ジャムなどの自動メニューが26種類搭載。
・ベーコンやレーズンなどの具を
自動投入できるのはPanasonicとこの機種だけ。

価格は少し高めの25,000円前後。
具材を入れて焼く食パンを
沢山焼きたい方はおすすめ。
⑦タイガー (生産終了となっています)
KBD-X100
・庫内温度センサー、生地温度センサー、
室温センサーと3つの温度センサーで
安定の焼き上がり。
・独自のミキシングプログラムで
きめの細かいパンが焼ける

値段は40,000円代と高めだが
失敗したくない、質の良いパンが焼きたい
という方におすすめ。

今は様々な機能が付いたホームベーカリーが
低価格で買えるようになっています。
ちなみに私は
PanasonicのSD-MDX102を使っています。
初めてパン作りをする方は
全自動メニューでこね~焼きまで
HBに任せることが多いと思いますが、
いずれご自身でいろんな形のパンを
作ってみたくなると思います。
その時に役に立つのは
「こね」「発酵」「焼成」の
独立モードだと思います。
新しく購入される方は
初めに紹介したHBの選び方をポイントに
自分に合ったHBを探してみてくださいね。