【ホームベーカリーどれを選ぶのがいいの?】メーカー7社を比べてみた

2022年1月7日

こんにちは。

 

Beija-flor ベイジャフロール

オンラインパン教室

講師 鈴木里美です。

 

 

今日はメーカー7社を比べて

どんなホームベーカリー(以下HB)

を選ぶのがいいのか

お話ししたいと思います。

 

まず初めに、当教室のコースレッスン

『ファーストステップコース』を受講するにあたり

HBで必ず必要な機能があるので

そちらをご説明します。

 

HBには様々な機能がありますが

コースレッスンで使用する機能は1つだけ。 

  

それは「こね」の機能です。

独立モードマニュアルモードと呼ばれ

「こね」「発酵」「焼成」を

マニュアルで設定できる機能です。

Panasonicの製品は「ねり」と記載されています。

 

もし「こね」だけの機能がなければ

うどん・パスタコースがあるかご確認ください。

こちらのコースも発酵までは行わず

一定時間生地をこね続ける機能となります。

 

\4ヵ月間のファーストステップコース/

詳細はこちらから♪

 

さて、本題に入ります。

 

 

『HBはどれを選ぶのがいいのでしょうか?』

 

結論からお話しすると、

 

残念ながら「これ!」と

お伝えできるものがありません。

😦

 

その理由は、

選ぶ基準が人それぞれからです。

 

ですのでここでは

私が思う “HBを選ぶ上で重視するべきところ”

をお伝えしたいと思います♪

①どんなパンをつくりたいか

自動メニューには

米粉パン・天然酵母パン

低糖質パン・ごはんパン

などがあり様々なパンの種類を

生地をこねるところから焼くところまで

全自動で作ることができます。

 

パン以外にも、うどん・パスタ・おもち

甘酒・ヨーグルト・ケーキなど

様々な機能を備えている機種があります。

あなたはHBを使って何を作りたいですか?

まず、そこを考えてみましょう。

②サイズ

HB本体のサイズパンのサイズ

それぞれの大きさを考慮するといいです。

あまり置く場所がないという方は

小さめを選ぶといいですね。

当たり前ですが2斤焼けるHBは

1斤焼けるHBよりもサイズは大きくなります。

③音の静けさ

小さいお子さんがいたり、

タイマーを使って夜中や朝方に

生地をこねる場合は

なるべく音が小さい機種がいいと思います。

一般的に50~60dB(デシベル)であれば

それほど大きな音は出ないでしょう。

後ほど紹介しますが、シロカは

マナーモードも付いている機種があります。

④機能

今のHBには様々な機能が搭載されています。

イーストや具材の自動投入、

タイマー機能、自動メニューの多さ

「こね」「発酵」「焼き」の独立モード

早焼きなど。

どんな機能が必要かを考えてみましょう。

 

それでは選び方のポイントをお伝えしたうえで

実際にメーカー7社のHBを比較したいと思います。

 

これから紹介するHBは全て

冒頭でお話しした

「こね」「発酵」「焼き」の独立モード

がついています。

①Panasonic

SD-MDX4 (0.5斤または1斤)

・3D匠ねり「ねり」「たたく」「伸ばす」を

3次元でおこなうので

伸びのよい生地を作り

ふっくらとしたパンが焼きあがる。

・1つ前のモデルに「リッチ パン・ド・ミ」と

「低糖質パンメニュー」が追加。

出典: パナソニック株式会社

 

MDX-102 (0.5斤または1斤)

・マイねり(捏ねる強さや時間を

設定して登録できる)機能が搭載。

・パンドミや乃が美を含む

41種類の豊富なメニューが搭載

出典: パナソニック株式会社

 

Panasonicは形がとてもおしゃれ。

インテリアとしても使えるくらいです。

室温センサーと庫内温度センサーがあるので

安定したパンの仕上がりで

とてもおいしいパンが焼けます。

MDX4はかなりハイスペックなので

そこまで機能が必要なければSD-MDX102を

おすすめします。

ただどちらも値段は高めで、

MDX4は5万弱、MDX102は35,000円~40,000円。

②エムケー精工

HBS-100 (1斤)

・4段階の発酵と、2回のガス抜きを行う

こだわりの工程で、ボリュームのある

きめ細やかな食感のパンが作れる。
・食パンのほか、塩糀パン

焼き芋やヨーグルトなど全18メニュー。

出典: エムケー精工株式会社

 

HBK-152 (1.5斤)

・上記のモデルに追加で

低温長時間発酵のメニューが搭載

出典: エムケー精工株式会社

 

エムケー精工のHBは

値段が8,000円~10,000円代とお手頃。

シンプルで低価格なので

使いやすく初心者さんにおススメ。

③ツインバード

BM-EF36 (1.5斤)

通常の食パン・全粒粉パン

ピザ生地・甘酒コースなど

独立モードを含む全18種類。

下記モデルPY-E635に「ブランパン」と

「ブランパン生地」のメニューが追加。

出典: ツインバード工業株式会社

 

PY-E635 (1.5斤)

独立モード含む全16種類の自動メニュー搭載。

出典: ツインバード工業株式会社

 

PY-E635は7,000円代、 PY-E635は1万円代。

低糖質パンを焼くことがないのであれば

前モデルのPY-E635がシンプルで低価格。

ツインバードは持っている方も多く

手ごろな価格でマルチに活躍。

④シロカ

SHB-712/722 (2斤)

・天然酵母パンをはじめ、

チーズやヨーグルトも作れる

29種類の自動メニュー搭載。

・他のメーカーにはないマナーモードもある。

・712/722は型番の違いだけで

デザイン・仕様・使用方法・大きさは全て同様。

出典: シロカ株式会社

 

SHB-122 (2斤)

・SHB-712/722 に比べて自動メニューが少なく

パンやバター、ジャム、餅に加え、

そば生地など17メニューを搭載。

・天然酵母の機能はない。

出典: シロカ株式会社

 

SB-1D151 (1斤)

・通常の食パンのほか、早焼きパン、

米粉パン、本格的な天然酵母パンなど

独立モードを含む

19種類の自動コースを搭載。

・B5判ほどのスペースに収まるコンパクトな本体。

出典: シロカ株式会社

 

シロカは8,000~15,000円の低価格。

2斤焼ける機種でもコンパクトなサイズなので

家族が多くてHBを置く場所に困るという方には

おすすめのメーカー。

デザインも機能もシンプルで低価格なので

初心者さんにもおすすめ。

⑤アイリスオーヤマ

IBM-020 (2斤)

・10種類の自動メニューと

3種類の生地コースが搭載。

出典: アイリスオーヤマ株式会社

 

タイマーや焼き加減が設定など

とてもシンプルな機能のみ。

7,000円~8,000円で購入できるので、

大型のパンが焼きたい方、

必要最低限の機能があって

焼き立てのパンが食べたいという方におすすめ。

⑥象印

BB-ST10 (0.5または1斤)

・1斤サイズで本体もコンパクト。

・天然酵母をはじめ様々な食パンや

ジャムなどの自動メニューが26種類搭載。

・ベーコンやレーズンなどの具を

自動投入できるのはPanasonicとこの機種だけ。

出典: 象印マホービン株式会社

 

価格は少し高めの25,000円前後。

具材を入れて焼く食パンを

沢山焼きたい方はおすすめ。

⑦タイガー (生産終了となっています)

KBD-X100

・庫内温度センサー、生地温度センサー、

室温センサーと3つの温度センサーで

安定の焼き上がり。
・独自のミキシングプログラムで

きめの細かいパンが焼ける

出典: タイガー魔法瓶株式会社

 

値段は40,000円代と高めだが

失敗したくない、質の良いパンが焼きたい

という方におすすめ。

今は様々な機能が付いたホームベーカリーが

低価格で買えるようになっています。

ちなみに私は

PanasonicのSD-MDX102を使っています。

 

初めてパン作りをする方は

全自動メニューでこね~焼きまで

HBに任せることが多いと思いますが、

いずれご自身でいろんな形のパンを

作ってみたくなると思います。

 

その時に役に立つのは

「こね」「発酵」「焼成」

独立モードだと思います。 

 

新しく購入される方は

初めに紹介したHBの選び方をポイントに

自分に合ったHBを探してみてくださいね。