【小麦粉にはどんな種類があるの?】 パン作りの基本の材料 小麦粉編 その2

2021年4月4日

こんにちは。

 

Beija-flor ベイジャフロール

オンラインパン教室

講師 鈴木里美です。

 

 

今日は小麦粉の種類についてお話しします!

 

小麦粉の種類は2通りの分け方があります。

・小麦粉に含まれるたんぱく質の量
・小麦粉の灰分の量
 
 
今日は
『たんぱく質の量』による分類について
お話ししますね。

 

 

パン、パスタ、お菓子、天ぷらなど

全て小麦粉を使用しますが、

作るものによってそれぞれ

最適な粉があります。

 

注目して粉の種類を紹介します。

 

小麦粉はたんぱく質の含有量が多ければ多いほど

強じんなグルテンを作ります。

強じんなグルテンは

イーストのガスをしっかりキャッチするため

パンが膨らみやすくなります

 

 種類たんぱく質の含有量      特徴
最強力粉14%前後食パンなど
強力粉12%前後菓子パンや調理パンなど
準強力粉11%前後フランスパンやパスタなど
中力粉9%前後うどんや中華麺など
薄力粉8.5%前後お菓子や天ぷらなど

最強力粉

たんぱく質が最も多い種類。

強じんなグルテンを作るので、パンを作るのに適した粉です。

多くはアメリカやカナダ産のもので、弾力のある食感を出します。

そういった理由でボリュームを出す食パンなどに向いています

 

強力粉

スーパーでよく目にするカメリアなどがこの種類です。

多くの菓子パンや総菜パンは強力粉が適しています

国内産の強力粉も最近は注目されていますが、

初心者の方はたんぱく質の含有量が多く、

焼くとボリュームがでるアメリカやカナダ産を

使用することをお勧めします。

 

準強力粉

フランスパン専用粉も準強力粉です。

強力粉ほどグルテンは強くなく、

サクッと軽い歯切れのいい食感になるので

フランスパンに最適です。

有名なリスドォルは準強力粉で、フランスパンのために

製造された粉です。

 

中力粉

グルテンの性質は弱いですが、熱を加えるともっちり仕上がるので、

うどんやドーナツに適しています

歯ごたえのある重いパンにも使用されます。

 

薄力粉

グルテンの粘りがとても弱いのでパンには向いていません。

準強力粉の代わりに薄力粉を強力粉に混ぜて使用しますが、

薄力粉だけで作るのは難しいです。

焼き菓子や天ぷらには軽い食感をだすため最適な粉です。

 

自分の好きな食感を出すために、

配合を変えて作ってみるのも面白いですよ♪