過去の私が邪魔したパン作りと子育て

こんにちは。

 

Beija-flor ベイジャフロール

オンラインパン教室

講師 鈴木里美です。

 

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前回のトラウマができあがったお話、読んでいただけましたか?

 
1話『私のトラウマの原因はこれだった』

 

このトラウマは、私のその後の人生にも大きく影響しました。

過去の私が邪魔したパン作りと子育て 

社会人になって通い始めたパン教室。

毎月のレッスンが楽しみで仕方ありませんでした。

当時はホテルに勤めていて、毎日12時間労働で心も体もボロボロ。

でも、パン教室にいる時は嫌なことを全て忘れてレッスンに没頭できました。

 

 

ただ、家で焼くと失敗の繰り返し。

 

このくらいのこね具合かな

発酵はこのくらい膨らめばいいのかな

 

半信半疑で進めていく工程。

焼きあがったパンは、側面が白く、時間が経つとシワシワに。

 

無意識に引きづっている、見てもらえないという当時の記憶のせいなのか・・・

「私には無理」と極めることなく諦めました

 

大人になり、過去の「見てもらえない苦しみ」から逃れるかのように、「できる自分」になりたくて、母業、家事、仕事の完璧を目指した日々。

 

・子供を第一に考えなければいけない

・家事は全部終わらせなければいけない

・仕事も頑張らなければいけない

 

「できない自分」から抜け出すために、~しなきゃいけないと勝手に決めつけ、常識の枠にはまろうと毎日必死。

そしてうまくいかないことがある度に、「自分はこんなこともできない」と自己批判して、どんどん悲観的になっていく自分がいました。

 

 

ある日、息子を保育園にお迎えに行くと、息子の機嫌が悪くてなかなか靴を履いてくれません。

当時はそんなことがしょっちゅうありました。

 

本当は息子の気持ちをちゃんと聞いて、共感してあげなければいけなかったのに、仕事の疲れからそんな余裕もなく、きつく怒ってしまうこともしばしば。

この日は特にひどく、イヤイヤが続きなかなか靴を履こうとしませんでした。

 

もうどうしていいかわからない。

 

我慢していた思いが爆発し、保育園の玄関で涙が止まらなくなりました。

 

 

今思うとそんなにたいしたことではないのですが、当時の私はいっぱいいっぱい。

計画通りに物事が進まないと勝手に焦り、自分を追い詰めていく。

 

あの時の不安そうに私を見つめる息子の顔。

「あぁ、またこうやって息子に悪い影響を与えてしまった。。」

 

こうして、どんどん負のスパイラルに陥っていったのです。

そんな日々の中で、やりたいと思っていたパン作りはすっかり見えなくなっていました。

 

 

ところが、

 

思いがけない転機が訪れたのです。

 

この続きはまた次の投稿でお話ししますね。