こんにちは。
Beija-flor ベイジャフロール
オンラインパン教室
講師 鈴木里美です。
パンが作りやすい季節になってきましたね!!秋の食材で何を焼こうかわくわくしながら考えています♪
さて、先日生徒さんからこんな質問をいただきました。
「食パン型をしばらく使っていないのですが、空焼きした方がいいですか?」
結論からお話しすると、空焼きした方がいいですよ~とお伝えしました。
その理由をお伝えする前に、空焼きについて説明しますね。
空焼きとは
使う前に型を洗い、オーブンの中で焼きます。その後、内側に油をぬって再度焼く工程を空焼きと言います。そうすることで、工場で製造される際についた工業油を焼き切り、油が馴染むことによって型からパンが外れやすくなります。
空焼きが必要な素材
フッ素加工されていないアルタイトもしくはブリキの型は必ず空焼きが必要になります。
フッ素樹脂加工、シリコン樹脂加工、アルミ、ステンレスの型は必要ありません。
空焼きのやり方
空焼きはいくつかやり方がありますが、ここでは私が実際にやっているやり方をご紹介しますね。型を買ったお店のホームページにやり方が載っていれば、そちらを参考にしてください。
①中性洗剤(食器用洗剤)をつけた、やらかいスポンジで優しく洗う。
②しっかりと水気をふき取り、クッキングシートを敷いた天板に蓋と型を、油を塗った面が上になるように別々に置いて、170℃に予熱したオーブンに入れ25分焼く。
③型の内側に、油(ショートニングまたはスプレーオイル)を薄く均一に塗る。
④220℃に予熱したオーブンに入れ、20分焼く。
※③④を2~3回繰り返すと、型離れがよりしやすくなります。
使用後のお手入れ
食パンは基本的に洗う必要はありません。キッチンペーパーなどで汚れを拭きとり、保管してください。ただ、型に汚れがこびりついて取れない場合は、上記のやり方①~④を行ってください。水分が付いたまま放置すると錆びの原因となるので、直ぐに水気をふき取り、オーブンで加熱して乾かすようにしましょう。
最後に、生徒さんからの質問にお答えした通り、前回使った時から間が空いてしまった場合は、付着した油が劣化していたり、汚れが付いている可能性があります。ですので、上記のやり方①~④を再度行うことをおすすめします。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。