【天然酵母って何?イーストと何が違うの?】イースト編 その4

2021年4月29日

パンを作り始めた頃、天然酵母を使ったレシピを目にし、天然酵母って何?イーストとどう違うの?と疑問に思ったことがありました。

色々調べると〖イースト=天然酵母〗ということが分かったのです。

実際に英語で酵母のことを『Yeast(イースト)』と言います。

いずれも自然界に存在する生き物(微生物)で、まだこの酵母自体を人工で作ることはできません。

大きな違いは、イーストはパンに適している強い発酵力を持った菌だけを集めて、工場で純粋培養されたものになります。一方、天然酵母はフルーツや穀物などの表面に付着する菌を自然に培養させたものになります。

このことから、イーストはご家庭でも使いやすいですが、天然酵母は培養させるところから始まり、安定した発酵力はありません。比較的上級者向けの作り方になります。

ですが、気軽に天然酵母をしようしてパンを焼いてみたい!という方におススメの酵母があります。

それは『ホシノ天然酵母』です。

提供:有限会社 ホシノ天然酵母パン種

Q: ホシノ天然酵母パン種とはなんですか?

A: 自然界から採取した酵母を小麦粉、米、麹をつかって時間をかけて育てあげ乾燥顆粒粉末状にしたパン種 (発酵種) です。


有限会社 ホシノ天然酵母パン種

ホシノ天然酵母は粉末をそのまま使用することはできず、種おこしをする必要があります。

ぬるま湯と混ぜて安定した温度で24時間発酵(温度により時間の調整が必要)させます。

少し手間がかかりますが、フルーツなどから発酵させる天然酵母よりも発酵力が安定しています。

私の教室では、インスタントドライイーストとこのホシノ天然酵母を混ぜて作るパンのレシピがあります。天然酵母を使用すると、味が全然変わるんですよね。本当においしくなります。

ただ私は初心者さんでも作りやすいように、種おこしは一定の温度に保ったり、保存容器を煮沸消毒したりはしません。種おこしの方法が違うので、もっと手軽に使用できご家庭でも再現できやすいレシピです。是非天然酵母を使ったパンも一緒に作って見ましょう♪