【油脂の役割とは?】パン作りの副材料 油脂編 その1

2021年5月19日

パンで使用する油脂には、バター・マーガリン・ショートニング・サラダ油・オリーブオイルなど色々種類かありますが、これらの油脂を入れることによってどんな役割を果たすのでしょうか。

油脂の役割を理解することによって、自分好みのパンが焼けるようになります。

 

風味をよくする

油脂を入れる最大の目的は、風味を良くすること。

特徴のある香りや味、風味を加え口当たりを良くします。

 

パンが固くなるのを防ぐ

油脂のコーティングにより、パンの中の水分が蒸発しにくくなり、焼き上がってから時間が経っても固くなりません

 

生地の伸びをよくする

ガスが抜けるのを防ぎ、オーブンの中でよく膨らむため、パンのボリュームも大きくなります

 

パンを柔らかくする

パンの外側と内側が柔らかく焼きあがり、きめ細かい艶のあるパンに仕上がります

 

成形しやすくなる

バターなど固形油脂には可塑性といって、固体に外からの力を加えて変形させ、力を取り去っても元に戻らない性質があります。そのため綿棒がかけやすくなったり、成型がしやすくなります

 

焼成後のスライスがしやすい

油脂が含まれる生地は、包丁が滑りカットしやすくなります

 

 

 

油脂の役割を理解することにより、風味を出したいパンや柔らかい食感に仕上げたい場合に入れてお好きなパンを作ってみてくださいね。