こんにちは。
Beija-flor ベイジャフロール
オンラインパン教室
講師 鈴木里美です。
みなさん、普段パンを作る時、どんな作り方をしていますか?
パン作りには、ストレート法、低温長時間発酵、中種法、液種法、発酵種法などなど色々な作り方があります。
その中でも今日は、家庭でも作りやすい3つの製法をご紹介したいと思います♪
ストレート法
ご家庭で多く取り入れられているのがこのストレート法。
材料を最初から全部混ぜて、発酵→焼きという流れで作ります。
だいたい2~4時間くらいでパンが完成します。
こね
一次発酵
ガス抜き(パンチ)
分割・丸め
ベンチタイム
成形
最終発酵(二次発酵)
焼成
ストレート法の良さはなんといっても短時間でパンが作れるところ。
一次発酵の時に冷蔵庫で生地を長時間休ませる、低温長時間発酵という製法もあります。
中種(なかだね)法
こねを2回に分けて行う作り方です。
使う粉の一部・イースト・水・場合によっては砂糖をこねて発酵させ、残りの材料を入れて生地を作ります。
中種生地作り
小麦粉の一部(50%以上)・イースト・水を混ぜる
こね
発酵
本こね生地作り
中種生地と残りの材料を混ぜる
こね
一次発酵
ガス抜き(パンチ)
分割・丸め
ベンチタイム
成形
最終発酵(二次発酵)
焼成
このように中種法は、2回に分けて生地を作るので時間がかかります。
ですが、一部のすでに発酵した生地を使うので、パン生地が安定してふくらみ、ふんわりとした食感に仕上がります。
菓子パンや総菜パン、食パンに向いている作り方です。
液種(えきだね)法 (ポーリッシュ法ともいう)
中種法と一緒で、2回に分けて生地を作ります。
大きな違いは、種で使う水分量が多くドロドロしています。
また、液種の発酵は低温で長時間行うのが一般的です。
液種生地作り
小麦粉の一部(20~40%)・イースト・水(小麦粉と同量またはそれ以上)を混ぜる
こね
発酵(低温長時間)
本こね生地作り
液種生地と残りの材料を混ぜる
こね
一次発酵
ガス抜き(パンチ)
分割・丸め
ベンチタイム
成形
最終発酵(二次発酵)
焼成
イーストは水分量が多い環境でよく働きます。
そのため、液種を使うとイーストによる働きで独特の風味が増し、味に深みがでます。
また長時間発酵させることで水和が進み、焼き上がりのパンが固くなるのを遅らせる効果があります。
液種法は、材料がシンプルなハードパンに向いている作り方です。
以上、家庭で取り入れやすい3つの作り方をご紹介しました。
作るパンに合わせて作り方を変えるのも楽しいですね。
でも先ずは、ストレート法でパン作りの流れをつかみ、生地の見極めができるようになってから他の作り方に挑戦すると、失敗が減り、楽しいパン作りが続けられると思います♪
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。