【これやりがち!オーブン発酵の正しいやり方】

2021年6月4日

こんにちは。

 

Beija-flor ベイジャフロール

オンラインパン教室

講師 鈴木里美です。

 

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皆さんの中でパン生地を発酵する際、オーブンの発酵機能を使用している方が多くいらっしゃると思います。

このオーブン発酵ですが、注意点が2つあります。

レシピ本などにも書かれていないことがあるので、ぜひ今日のブログを読んで使い方をマスターしてくださいね。

 

 

前もって予熱しておく

私がパン作り始めた頃に誤ってやっていたのが、パン生地を入れてから発酵のスイッチを入れるということ。

生地をオーブンに入れる時点で、すでに庫内が発酵の温度になっていないといけません。

ですが、パン生地を入れてから温度を設定してスタートしたら、温度が上がるまでに時間がかかりますよね。

それを知らずにオーブンを使っていたので、なんで私の生地はいつも発酵がうまく進まないんだろう、、、と不思議でした。

もちろん、生地の温度などでも発酵の速度は関係してくるのですが、この前もって予熱をしていなかったことは確実に原因の一つでした。

ですので、パンを作り始めるときは前もって庫内をレシピの指定する温度に予熱しておきましょう!

 

ちなみに発酵温度に設定する時は、ほとんどのオーブンが発酵時間も設定するようになっているはずです。

その場合は、だいたい生地がこね上がる時間を予測して時間設定をします

例えば、これから生地をこね始めて20分後くらいに発酵させたいという時は、時間を20分より長く設定しておいて、発酵させる時には設定温度になっているようにします。

そして、生地を発酵させる時に一度取り消しをおし、再度温度設定と発酵時間を設定し直して発酵を開始します。 

 

もし、予熱し忘れちゃった!ということがあっても大丈夫!

事前に発酵時間が長くかかりそうと分かっていれば、生地の状態を見て発酵時間をのばせばいいのです。

 

 

湿度を保つ

続いて、発酵で注意することは、湿度を保つということ。

発酵の環境は70%程度の湿度があるといいとされています。冬は特に乾燥しているので注意が必要です。 

ですので、オーブンにスチーム発酵の機能があればそちらを使用してください。
スチーム発酵がなければ、発酵の際に熱湯をいれたコップを庫内に入れておきます。

  

さらに、湿度があると空気中の水分が生地に熱を伝えてくれるので発酵がスムーズに進みます。

実際に同じ温度で設定しても、湿度がある庫内の方が生地が早く膨らみます。

 

もし、スチームを入れても生地が乾燥する場合は、パン生地が入ったボウルにもラップ固く絞った濡れ布巾をかけてください。

オーブン発酵の注意点をお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?

今まであまり気にしていなかった!という方は、ぜひ今日から温度と乾燥に注意して生地を発酵してみてくださいね。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。