【ホームベーカリーを使用する時の水温はいったい何度がいいの?】

2021年12月3日

こんにちは。

 

Beija-flor ベイジャフロール

オンラインパン教室

講師 鈴木里美です。

 

 

 

今日もコースレッスンのメニューを試作!

『プレッツェルベーグル』です。

 

こちらはステップアップコース(仮)

のメニューに入れる予定。

 

ベーグルの成形は

以前リールに投稿したら多くの方が見てくださり、

これはもっと詳しく見たい方がいるかも~??と思い

インスタライブで公開しました。

 

まだご覧になっていない方は

こちらからご覧いただけます♪

 

 

さて今日は

 

『ホームベーカリーを使用する時の水温はいったい何度がいいの?』

 

という疑問にお答えします♪

 

 

結論からお話しすると

 

『〇〇℃です!』

 

という回答がありません。

 

日々のパン作りで記録を取り

捏ね上げ温度が26~28℃になるよう

調整する

 

ことが必要になってきます。

 

 

 

「え、何度も作らないといけないの?

めんどくさーい😑」

 

と思う方もいらしゃると思いますが

(↑わたしもその一人😅)、

 

普段のパン作りで

簡単にメモをするだけです😌

 

その記録が

あなたがお家でおいしいパンを焼くための

大事な資料となります😌

 

(ホームベーカリーの説明書や

付属のレシピを作る場合は、

そのレシピに書いてある通りに

温度を調整してください。

 

ここではマニュアル機能で

「捏ね」だけをホームベーカリーで

行う場合の温度調整を説明します。)

では詳しく説明していきますね。

 

 

まず捏ね上げ温度とは

生地を捏ねた直後に計る温度のことです。

 

 

下記の写真のような温度計を使用して

捏ね上がった生地を軽く丸め

生地の中心に向かって温度計をさします。

画像提供:株式会社Cotta

 

 

基本的に菓子パンや食パンなどは

捏ね上げ温度が26~28℃になるよう

水の温度を調整します。

 

26~28℃というのはイーストが

活動しやすい温度にだからです。

 

 

温度の調整は

初めは何度がいいのか迷うところですが

 

夏場は冷水(5~10℃)

春秋は常温(20~25℃)

冬場はぬるま湯(25~30℃)

 

を目安に

作ってみるといいです。

 

 

そして、

普段のパン作りで記録を取ることにより

水温が感覚で分かるようになります。

 

記録する温度は下記の3つです。

「気温」 「水温」 「捏ね上げ温度」

できれば

「粉量」 「捏ねる時間」

も記録した方がより詳しく

データを取ることができ

温度も推測しやすくなります。

 

 

私が昨日作ったパンは

室温が21℃だったので

水温を26℃で調整し

捏ね上げ温度が28℃でした。

 

(粉量200gで20分間

ホームベーカリーで捏ねました。)

 

粉量や捏ね時間が毎回同じではないので

その都度、水温調整が必要になりますが、

今は大体25℃~28℃で調整しています。

 

 

繰り返して記録を取るうちに

 

「このくらいの温の時は

大体このくらいの水温にすればいい」

 

というのが分かるようになります。

 

 

ご存じの方も多いと思いますが、

水の温度を求めるための計算式があります。

 

それがこちらです。

 

3 × (捏ね上がり温度 – 摩擦係数) – 粉温 – 室温 = 仕込み水の温度

 

摩擦係数とは、

捏ねてるうちに上がる温度のことです。

 

ホームベーカリーや捏ね機と

手ごねでは数値がかなり違ってきます。

 

機械ごねなら6~10℃程度

手ごねなら-5~3℃ 

と言われています。

 

う~ん。。。

値に幅があってよく分からない。。

 

それに仕込み水の温度を

毎回毎回計算するのが大変💦

 

 

そのために

普段からパンを作るときに

温度を記録しておけば

感覚が身についてスムーズに

パン作りができるようになります

 

 

 

最初は面倒に感じると思いますが、

その後のパン作りに活用できるので

是非記録を取ってみてくださいね。