【全粒粉とはどんな粉?】 パン作りの基本の材料 小麦粉編 その5

2021年4月8日

パン屋さんでも「全粒粉入り」など、

全粒粉を配合したパンがありますよね。

全粒粉は文字の通り、小麦の粒(胚乳・表皮・胚芽)を

全てまるごと粉にしたものです。粉の色が少し茶色がかっています。

小麦粉は小麦の胚乳(白い色)の部分だけを精製しているので

色が真っ白です。

全粒粉は軽い歯ごたえがあり、香ばしい味がします。

食物繊維やミネラル、鉄分が含まれており

小麦粉よりも栄養価が高い&ダイエットにも効果的と言われています。

全粒粉だけでつくるパンはグルテンが形成されにくく

硬くなってしまいますので、

一般的には小麦粉とブレンドして使用します。

お好みで10%~30%を配合するといいと思います。

その際はお水を少し少なめにするのもお忘れなく。

いれる量にもよりますが、2~3%くらいがいいと言われています。

全粒粉の仲間であるグラハム粉

グラハムパン、グラハムクッキー、グラハムクラッカーなどありますが、

グラハム粉は、全粒粉の一種です。
全粒粉と同じ原材料で、胚乳・表皮・胚芽全て含まれています。

全粒粉はまるごと精製しますが、グラハム粉はまず

小麦粒を胚乳・表皮・胚芽に分けます。

そして胚乳を挽き、表皮と胚芽は粗挽きにして両方を混合させます。

ちなみにグラハムとは考案した人の名前が由来です。

全粒粉を配合して是非自分好みのパンを作ってみましょう。